素顔の先輩と甘い休息

違う違う…
匂いに気を取られてどうするの…。


首をブンブン振った。


「翠央のご両親は海外で仕事してるんだな…。お前、毎日一人なんだろ?」


えっ!先輩ったら急に私の両親の話を始めるからビックリしちゃったじゃん…。

「えっと…そうですね。ほとんど帰って来ないです。でも、10才の頃からですし、もう慣れました。」


「結構前からなんだな。寂しい…だろ?」


それは……



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