素顔の先輩と甘い休息


「そう……かもしれないです。私…、実はさっき隣の部屋で一人で居る時、落ち着かなかったんです。それで先輩の部屋に来ちゃいました…。広い部屋に一人で居ると、静かで…。私、静かすぎるのは苦手なんです…。」


「そっか…。」

先輩は優しい声で相槌を打つ。


「暗闇とかも苦手ですし、雷も昔からダメで……。私、苦手なもの多すぎですよね……。もっと心が強かったら良かったのに…。」


って……
私、先輩に向かって、苦手なものばかり愚痴っちゃってる…!?


さすがに先輩も呆れるよね…。



< 304 / 480 >

この作品をシェア

pagetop