素顔の先輩と甘い休息

私は畳もうとしていた毛布を広げて、そこに頭から包まった。


「何してんの?別に俺は見られても気にならねぇよ。」


「私は……気になるんです。」


毛布越しに小さな声を出した。


そんな……
男の人の着替える姿とか…お父さんしか見たことないもん。

しかも、お父さんの着替えだって、本当に私が小さい頃ぐらいだし…。



着替えが終わったら、早く先輩の部屋を出なくちゃ…。


私も着替えないと、学校に遅れちゃうもんね…。



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