素顔の先輩と甘い休息

「あら…?翠央ちゃん、朝食は…?」


カバンを持って階段を駆け降りていくと、先輩のお母さんがにこやかに食堂から顔を覗かせている。



「あ…大丈夫です。いつもこんな感じなので……。昨日から、色々とお世話になりました…。本当にありがとうございました。」


先輩のお母さんのところまで行き、お辞儀をしていると後から先輩が階段を降りてきた。



「そんなに急ぐなよ。俺と一緒に学校に行けばいいじゃん。」


そんなの、即行で却下ですってば…。



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