素顔の先輩と甘い休息
「翠央も元気そうで安心したわ!いつも寂しい思いさせてばかりでゴメンね…。」


「私は平気だよ!お母さんたちの方こそ、いつもお仕事お疲れさま!」


お母さんたちに迎えられて、私はリビングへと入る。

すると、テーブルの上には、たくさんのラッピングされた可愛らしい箱が積まれていた。


これは、もしや恒例の……


「翠央に、たくさんお土産買ってきたぞ〜!本当は、もっと買いたかったんだけど、母さんに止められたんだよ。」


ハハハ…と頭を掻きながら、照れ笑いをするお父さんを見ていたら、何だか微笑ましく感じた。



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