素顔の先輩と甘い休息
「お母さんもお父さんも、私の恋の話はいいから…。それより、今度はイタリア行くんでしょ?忙しいと思うけど体に気をつけて頑張ってね。時間があったら…」



「電話もするし、写真も送るわね!翠央も匠君の写真、送ってね。まだ私、彼の顔も知らないし…。」


えっ、先輩の写真!?
そんなの無理だよぉ…。


「そんな無理言われても困るよなあ?翠央、別に写真は送ってこなくてもいいからな?」


昨日まで、どことなく放心状態だったお父さんも、さすがに今日は笑顔で私を見送ってくれている。


まあ、お父さんも写真は無理しなくていいっていうから、送らなくてもいっか…!




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