素顔の先輩と甘い休息
授業が始まり、勉強に集中しようとしても、先輩のことが頭にポンポン浮かんで授業どころじゃない…。
一つ…
また一つ授業が終わって着実に放課後が近付いてくる。
次第にドキドキの音も大きくなっていくし……
このままだと、先輩に会う頃には私の心臓は、どうなっちゃうの…!?
――――――……
早くもお昼休みを迎え、昼食がなかなか喉を通らない私が、溜め息をついていると……
『七瀬さんっ!!早く早く!!』
クラスの女の子が少し顔を赤らめながら、私の制服をギュッと軽く引っ張る。