素顔の先輩と甘い休息

「えっと…匠先輩に理由を伝えに行こうとしたら、途中で留羽先輩に会って…。私、早く家に帰りたかったので、留羽先輩に伝言をお願いしたらOKしてくれたんです。それで私……」



そこまで言うと、匠先輩は俯いていた私の顎を持ち、顔を上に向かせた。


「俺に直接伝えるよりも、留羽を選んだわけか…、翠央は。」


ひゃあぁ〜!!


先輩の顔がめちゃくちゃ近いっっ!!


手が触れている顎の部分は熱くて、溶けそうだよぉ…。



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