素顔の先輩と甘い休息

「ハッキリ言ってみ?」


先輩は、そんな私の緊張を煽るように言葉で追い討ちをかけてくる。


「でっ…ですから、文化祭の準備が始まったので…」

「それ、さっきも聞いた。」


フッと笑い混じりに言われて、ますます緊張のボルテージが上がっていく私。


それでもなんとか気持ちを奮いたたせて、

「匠先輩っ…!文化祭の準備もあって遅くなるので、終わるまでは暫くここにはあまり来れないと思います…。」


そう先輩に伝えることが出来たんだけど……



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