素顔の先輩と甘い休息

「痛っ……」


私は、スカートをパンパンとはらいながら、目の前を見ると……


「痛たたた…あっ…ごめんなさい!大丈夫!?」


ワンピースを着た女性が、尻もちをつきながら、私を見てオロオロと慌てていた。


私…
この人とぶつかっちゃったんだ…。


「私は、大丈夫です…。こちらこそ、すいません…。ボーッとしながら歩いてたので…。」


私たちは、ゆっくりと立ち上がった。



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