素顔の先輩と甘い休息
「留羽先輩…、匠先輩の用事って……な…夏海先輩のこと…ですか…?」
聞いておきながら、私はハッとして口をキュッと結んだ。
先輩の急用の内容まで、私が首を突っ込んでどうするの!?
先輩にだって、急に用事が出来ることあるだろうし、プライベートなことまで聞こうとするなんて……。
「あ…すいません。今のは忘れて下さい…。」
あんなこと口走っちゃうなんて、自分でもビックリしちゃった…。