素顔の先輩と甘い休息
―――――……‥


「翠央、ちょっといい?」

翌日…。
前夜祭の最中に、私は暁に呼ばれた。


暁が話し掛けてくるなんて本当に久しぶりで、私は驚きつつも暁のあとについて、体育館裏へと行った。



「大丈夫か?なんか最近、すげぇ元気ないから心配してたんだけど…。」


久しぶりの言葉は、私を心配してくれている優しい暁の言葉で、何だか私は嬉しかった。


「うん…大丈夫。」


それだけ言うと、私は笑ってみせた。



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