素顔の先輩と甘い休息
「……どうした?」


先輩の声に、私は少し息を深く吸い込んだ。


このままじゃダメ…。


先輩に、私の……
ようやく気付いた気持ちを、言わなくちゃ…!



「わっ……私……匠先輩のことが………す…」





そこまで言った瞬間、視界がフッと暗くなり、唇に温かく柔らかいものが触れた。



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