素顔の先輩と甘い休息
つっ……ついに、ファーストキス…しちゃったよぉ〜!!
なんだか突然すぎて、ビックリの私は石のように体が固まる。
ドクンドクン…と心臓は激しく鼓動を打って、次第に体中の体温が上がっていく。
「翠央にとって、ファーストキスは大切な人とする大事なキスなのに…突然ごめんな。」
私はフルフルと首を横に振った。
「嬉しいです……。ファーストキスが匠先輩で…良かったです。私……匠先輩が好きだから…。」
やっと言えた言葉…。
伝えられた想いに涙が溢れた。