素顔の先輩と甘い休息

「放課後…だったんだけど、俺はあの廊下を女の子たちに囲まれながら歩いていたんだ…。そしたら、掲示板を見ている女の子が一人いたんだよな。」



「それが私……ですか?」

「そう。それが翠央だった。」


先輩は目を細めながら笑う。


「でっ…でも、それが私だって覚えていたなんて、すごいですね、先輩…。」


「そりゃ覚えてるよ…。お前の、俺を見た時の反応は他の女子生徒と違ってたからな。」


そ……そんなに失礼な反応しちゃったのかな…?



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