素顔の先輩と甘い休息

今の声って……


私が目を開けると、匠先輩が男の人の背中部分のシャツを掴んで、その人を床にドサッと落とした。



私は、その状況に驚きで動くどころか声も出てこない。


「お前、ここで寝るのはいいけど、寝呆けんなよ。さっさと目ぇ覚ませ。」


匠先輩は、男の人にお茶のペットボトルを投げて渡した。


へ???


寝呆けてたの…??



< 76 / 480 >

この作品をシェア

pagetop