小さな約束
「あ…そうなんだ…」
「だからお姉ちゃん!
ゆっくり休んでね!」
「う…うん…」
「芽依!うるさくしちゃだめでしょ!ごめんなさいね、みなさん」
優しそうなおばさんが病室に入ってきた。
そのおばさんはニコニコとしながら俺達にペコリとお辞儀をした。
「うちの娘がお世話になります。うるさい子だけど、仲良くしてあげてね」
「あ、こちらこそ」
葉奈が立ち上がりお辞儀をした。
俺もつられて立ち上がる。