小さな約束
「何だよ。こんなとこ来て。意味わかんねえよ」
そこは屋上だった。
看護士の見回りの合間をぬって、ここまでやってきた。
わけがわからず、意味もなく光流を睨んだ。
光流はニヤニヤしながら床に座った。
「まあまあ、ここに座って!あたし竜太に見せたいものがあるの!」
「はぁ!?何だよ」
一応座ってみる。
「で?何??」
「ふふふ。まぁね〜見ててね」
バタッ
「え??」
いきなり光流が倒れた。
「おい、どうした!?」