小さな約束


「あたし…竜太のこと好きになっちゃった」




「は??」




何だって!?




芽依はペロリと舌を出した。




あたしがポカンと口を開けていると、竜太が病室に入ってきた。




「あ!竜太!」




「何だ?」




「仲直りしたよ〜」




「よかったな」




竜太はいつもと変わらず、無愛想だった。




芽依が竜太に抱きついた。




「竜太!ありがとう〜」




「何だよ、いきなり」




そういう竜太は少し嬉しそうだった。


もしかして竜太…

女たらし??






「嘘でしょ…?」




目の前の光景は信じられなかった。




鈴宮光流、11歳


初めてのライバルは……


妹!?







光流Side★終了
< 49 / 112 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop