小さな約束
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「行ったか??」
「うん!行くよ!!」
「おぅ」
俺達はまた看護士の見回りの合間をぬい、屋上へ行こうとしていた。
光流がいきなり寝ている俺を起こし、屋上へ行こうと言い出したのだ。
しかしなぜか光流は屋上へ行く理由を教えてはくれなかった。
ギ…ギギ……ギギギ…
光流が屋上の重い扉をゆっくり開けた。
光流は何も言わずに屋上の真ん中に行き、ゴロンと寝転んだ。
「竜太も早く〜」
「あぁ」
俺も光流の横に寝転んだ。