紅い月
近藤勇、江戸に行く。
「じゃあ行って来るよ。」
新撰組屯所前。隊士が総出で見送っている人物がいた。
局長、近藤勇と八番隊隊長、藤堂平助だ。
今日、九月五日は近藤と藤堂が江戸へ隊士募集に行く日だ。
「近藤さん、気をつけてくださいね。」
「あぁ、総司も元気にしてろよ土産も買ってくるからな。」
隊士、各々近藤、藤堂と暫しの別れを惜しんでいる。
「局長、お気をつけて。」
「おぉ!!凛くん!具合は大丈夫なのか?」
一昨日、才谷という男に連れ回されたのが祟ったのかその日の夜から凛は体調を崩していた。
「えぇ、もう大分。お二人ともくれぐれもお体にはお気をつけてください。」
「あぁ!それじゃあ行って来るよ!!」
藤堂と近藤はそう言うと江戸へと歩き始めた。
凛も二人が見えなくなるまで見送ると部屋に戻る。
今日は山崎が仕事で屯所にいない。
新撰組屯所前。隊士が総出で見送っている人物がいた。
局長、近藤勇と八番隊隊長、藤堂平助だ。
今日、九月五日は近藤と藤堂が江戸へ隊士募集に行く日だ。
「近藤さん、気をつけてくださいね。」
「あぁ、総司も元気にしてろよ土産も買ってくるからな。」
隊士、各々近藤、藤堂と暫しの別れを惜しんでいる。
「局長、お気をつけて。」
「おぉ!!凛くん!具合は大丈夫なのか?」
一昨日、才谷という男に連れ回されたのが祟ったのかその日の夜から凛は体調を崩していた。
「えぇ、もう大分。お二人ともくれぐれもお体にはお気をつけてください。」
「あぁ!それじゃあ行って来るよ!!」
藤堂と近藤はそう言うと江戸へと歩き始めた。
凛も二人が見えなくなるまで見送ると部屋に戻る。
今日は山崎が仕事で屯所にいない。