紅い月
第六幕
すれ違う心
「ただいま・・・。」
藤堂は屯所に帰ると土方・近藤のもとへ行く。
「近藤さん、土方さん、」
「ん?おぉ、平助どうした?浮かない顔して・・・・」
「凛に・・・凛に会ったんだ・・・。巡察の途中で・・・」
「何だって!?それで?凛くんは・・・勿論一緒に連れて来たんだろ?」
「イヤ・・・連れてこなかった・・・。アイツ、これ以上新撰組には迷惑は掛けられないって・・・・」
「無理矢理にでも連れてこれただろうっ!!何でそうしなかった?」
土方はそう言って藤堂を怒鳴りつける。
「そんな事できねぇよっ!!だってアイツ・・・泣いてたんだぜ?あんな顔見せられちゃ無理矢理になんてできねぇよっ!!」
藤堂は屯所に帰ると土方・近藤のもとへ行く。
「近藤さん、土方さん、」
「ん?おぉ、平助どうした?浮かない顔して・・・・」
「凛に・・・凛に会ったんだ・・・。巡察の途中で・・・」
「何だって!?それで?凛くんは・・・勿論一緒に連れて来たんだろ?」
「イヤ・・・連れてこなかった・・・。アイツ、これ以上新撰組には迷惑は掛けられないって・・・・」
「無理矢理にでも連れてこれただろうっ!!何でそうしなかった?」
土方はそう言って藤堂を怒鳴りつける。
「そんな事できねぇよっ!!だってアイツ・・・泣いてたんだぜ?あんな顔見せられちゃ無理矢理になんてできねぇよっ!!」