A型の僕とO型の君
「お前、真由ちゃんとやらのメアドとか、電話番号もってる?」
「もも、もってるよ」
オズオズとさしだされるケータイ。
僕はそれをすばやく奪い取って、メール履歴を見た。
「お前、メールの相手ほとんど真由ちゃんじゃん。
しかも一日で平均7件とか全然仲いいね」
この様子だと、こいつをキモイと思って振った可能性は完全に消えたな。
僕は真由ちゃんへのメールを打ち始めた。
「よし、送信完了」
「え!?」
ギョッとするソイツ。
「真由ちゃんにメール送っといたからな」
「そんな勝手にィ!なななな、なんて送ったの!?」