A型の僕とO型の君
君との距離
朝ですよー!
朝ですよー!
「うるせー!」
僕は「朝ですよー!」目覚ましを殴り飛ばした。
「たく、何で休日なのにこんなに早く鳴るん・・・!!」
途中まで言いかけて、今日が菜月さんとの初デートと言う事を思あい出した。
「やばっ」
僕はベットからガッバっと起き上がって慌ててクローゼットを開けたのだった。
「到着ー!!」
公園の時計を見ると
丁度十時ぴったし。
僕はなんとか間に合ったようだ。
しかし、周りをキョロキョロしても、
菜月さんはまだいない。
僕は地味にショックを受けていた。
何故なら初デートは女の子が先に着いていて、
僕が「ごめん、まった?」
って言うと、足をもじもじさせて「ううん、今着いたところ」
って可愛く言われるのが夢だったのだ!!
これをヒロに言ったら、確実に笑われると思うけど・・・・・