すーいつ的レンアイ
「楓ー、今日の部活放課後ないらしいよー」
まったりとした甘い声でそう囁くユミは実はあたしと一緒のバスケ部だったりする。
去年、中学校ではあたしが部長でユミが副部長を務めた。
後輩達もすごい可愛い子たちで、楽しかったなぁ……。
もちろんあたしは高校に入ってもバスケを続ける予定だったから、ユミも一緒に入る!なんて言ってくれて、嬉しかった。
「そっかー……」
ユミの言葉を聞くと、あたしは少しだけ悩んだ。
部活がないとすれば放課後は暇だし……。
「ユミ、今日の放課後空いてる?」
ユミと遊ぶしかないっしょ!
「もちろん!」
待ってました!というように、ユミもノってくれた。