恋想戯曲 ♥ Le rêve du papillon
「分かんないよ! サクラじゃないかもしれないよ! ……ってか、カットくんはゼッタイにサクラなんかじゃないよ!」
そう言い張るあたしだけど根拠はない。
「だったら今すぐポイント買って、カミキリムシにメールすりゃあいい」
「でも、ここでポイント買ったら、美容院のカット代が足りなくなっちゃう……」
いわゆるひとつの予算オーバーってヤツだ。
「しゃーねぇ、カネ貸してやっから、そこのコンビニで買ってこいよ」と、つくづく呆れたような顔をしているアイツ。
「え? いいの?」
そう言い張るあたしだけど根拠はない。
「だったら今すぐポイント買って、カミキリムシにメールすりゃあいい」
「でも、ここでポイント買ったら、美容院のカット代が足りなくなっちゃう……」
いわゆるひとつの予算オーバーってヤツだ。
「しゃーねぇ、カネ貸してやっから、そこのコンビニで買ってこいよ」と、つくづく呆れたような顔をしているアイツ。
「え? いいの?」