恋想戯曲 ♥ Le rêve du papillon
「オレがブレインとしてそばについててやるから、試しにそのカミキリムシ野郎に何通かメールしてみろ。スグにソイツがサクラだって証拠を見せつけてやる」
「フンっ。逆にカットくんがサクラじゃないっていう証拠を見せつけてあげるよ」
「よし、そんじゃ、どっちが正しいか勝負だ。ついて来いやァー」
「あたしに命令しないでっ」
コイツにお金を借りるのはイヤだったけど、「あくまで都合よくコイツを利用してるだけなんだ」とココロの中で自分に言い聞かせると、コンビニの前に自転車を止めて中に入っていくアイツに続くあたしだった。
さてカットくんはサクラかそれとも――――
「フンっ。逆にカットくんがサクラじゃないっていう証拠を見せつけてあげるよ」
「よし、そんじゃ、どっちが正しいか勝負だ。ついて来いやァー」
「あたしに命令しないでっ」
コイツにお金を借りるのはイヤだったけど、「あくまで都合よくコイツを利用してるだけなんだ」とココロの中で自分に言い聞かせると、コンビニの前に自転車を止めて中に入っていくアイツに続くあたしだった。
さてカットくんはサクラかそれとも――――