恋想戯曲 ♥ Le rêve du papillon
「次のメールにはこう書いて送信するんだ……『ウソつき! ホントは他にカノジョがいるんでしょ! だから、あたしと会えないんでしょ! もうこれで最後のメールにするね! バイバイ!』……って」
「…っ!?」
一瞬あたしは絶句した。
でも、次の瞬間、言われたとおりにメールを打ちはじめるあたしがいた。
カットくんのこと、最初は疑う気持ちなんてこれっぽっちもなかった。
でもサブリミナル効果とでもいうのか、さんざん「サクラ」と言われているうちに、気がつくとあたしの中にもカットくんを疑わしく思う気持ちが芽生えていたんだと思う。
「…っ!?」
一瞬あたしは絶句した。
でも、次の瞬間、言われたとおりにメールを打ちはじめるあたしがいた。
カットくんのこと、最初は疑う気持ちなんてこれっぽっちもなかった。
でもサブリミナル効果とでもいうのか、さんざん「サクラ」と言われているうちに、気がつくとあたしの中にもカットくんを疑わしく思う気持ちが芽生えていたんだと思う。