恋想戯曲 ♥ Le rêve du papillon
山葡萄出版は本来、一般のヒトからの注文で、小説はもちろん随筆や写真集、他にも絵本や自分史などを、客の自費負担で出版しているらしいんだけど、最近では会社のほうから新たな作家の発掘に乗り出していて「これぞ!」と思う作品は会社負担で出版するケースも増えているとのことで、コレこそがまさに社運をかけた新規プロジェクト“グレープバイン(葡萄のつる)”だった。
出版業界にある規制概念の枠や垣根を越えて葡萄のつるを伸ばし、やがてたわわな果実を付けるように、多くのヒトたちの夢をカタチにしたいというプロジェクト。
……ということは、なるほど今回は、まさにあたしの作品が出版社のヒトの目にとまったということなんだと思う。