恋想戯曲 ♥ Le rêve du papillon
「文豪と呼ばれる世のうるさがたの大先生方は“あんなのは文学じゃない”なんてエラソーな顔して言ってるけど、先生はそうは思わない。若者の活字離れが進む昨今、文章というものに親しむためのきっかけとして、もっと大らかな気持ちでケータイ小説を受け入れてあげるべきなんじゃないかなぁ」
あるとき、ひょんなことからあたしがケータイ小説を書いてると知ったとき、こう語ってくれたくれた先生のやさしい目を、あたしは死ぬまで忘れないと思う。
「ふぅん、大らかな気持ちで受け入れるかァ……先生はココロが広いんだねぇ?」
「そうさ♪ 先生のココロは海のように広く、そして深いからなぁ♪」