心の闇
最低な自分
私は川瀬梨香。
今日から中学生。
小学校の時より一学年の人数が増えたり、
委員会や部活が始まるなど、
たくさんの事に不安と期待をふくらませた、入学式の日。
私は一年二組だった。
知っている子三分の一、その中でも親しい子は五人くらいしかいなくて、
友達を新しく作れるか正直不安。
下駄箱で同じクラスの田川雪ちゃんに会った。
雪ちゃんとは小四からの仲で、割かし親しい方だ。
『雪ちゃん、おはよう。同じクラスだったね。一年間よろしく』
『こっちこそ。川瀬さんがいて良かった。知らない人多いし…一年よろしくね』
そう、彼女は私のコトを¨川瀬さん¨と呼ぶ。
他の子もそうだ。たいてい皆私のコトを川瀬さんと呼ぶ。
だからニックネームとか下の名前とかで呼び合う人達を憧れている。
まっでもただ一人私を梨香と呼ぶ子がいる。
その子は山崎真奈美といって、背は小さく小柄で可愛い。
ただ欠点があって、それは、お金に対する価値観と時間のルーズさだ。
時間に関しては人のコトをいえないけど(笑)
だから今日も時間ギリギリで私と雪ちゃんと山崎さんが下駄箱で鉢合わせたのである。
山崎さんは六組で二階。私と雪ちゃんのクラス二組は三階で
『また、帰りね』
と約束して別れた。
時間ギリギリだけあって、もう私達二人以外は席について静かにすわっていた。
(ヤバッ)と思って急ぐと、きっと担任であろう女の先生が
『まだ、大丈夫だよ』
と優しく笑った。その先生は
『数学を担当していて、名前は森澤由香里です。』
と軽く自己紹介をした。そしてすぐに体育館に集合。入学式の始まりだ。
正直、小学校の余韻が消えず、校長先生の話や中学校について話されても、
よく分かんなかった。でも、部活動紹介に話題が移った時、
私は多分今日初めて真剣に話に聞き耳をたてた。
というより、女子卓球部の紹介になった時だろう。
そこには小学校の時から憧れだった七瀬先輩が紹介をしていた。
その時私は卓球部に入ることを決めた。
今日から中学生。
小学校の時より一学年の人数が増えたり、
委員会や部活が始まるなど、
たくさんの事に不安と期待をふくらませた、入学式の日。
私は一年二組だった。
知っている子三分の一、その中でも親しい子は五人くらいしかいなくて、
友達を新しく作れるか正直不安。
下駄箱で同じクラスの田川雪ちゃんに会った。
雪ちゃんとは小四からの仲で、割かし親しい方だ。
『雪ちゃん、おはよう。同じクラスだったね。一年間よろしく』
『こっちこそ。川瀬さんがいて良かった。知らない人多いし…一年よろしくね』
そう、彼女は私のコトを¨川瀬さん¨と呼ぶ。
他の子もそうだ。たいてい皆私のコトを川瀬さんと呼ぶ。
だからニックネームとか下の名前とかで呼び合う人達を憧れている。
まっでもただ一人私を梨香と呼ぶ子がいる。
その子は山崎真奈美といって、背は小さく小柄で可愛い。
ただ欠点があって、それは、お金に対する価値観と時間のルーズさだ。
時間に関しては人のコトをいえないけど(笑)
だから今日も時間ギリギリで私と雪ちゃんと山崎さんが下駄箱で鉢合わせたのである。
山崎さんは六組で二階。私と雪ちゃんのクラス二組は三階で
『また、帰りね』
と約束して別れた。
時間ギリギリだけあって、もう私達二人以外は席について静かにすわっていた。
(ヤバッ)と思って急ぐと、きっと担任であろう女の先生が
『まだ、大丈夫だよ』
と優しく笑った。その先生は
『数学を担当していて、名前は森澤由香里です。』
と軽く自己紹介をした。そしてすぐに体育館に集合。入学式の始まりだ。
正直、小学校の余韻が消えず、校長先生の話や中学校について話されても、
よく分かんなかった。でも、部活動紹介に話題が移った時、
私は多分今日初めて真剣に話に聞き耳をたてた。
というより、女子卓球部の紹介になった時だろう。
そこには小学校の時から憧れだった七瀬先輩が紹介をしていた。
その時私は卓球部に入ることを決めた。