心の闇
『はぁ~』
今は学活の時間。
何でこんな憂鬱なのかというと、
私の班は六人いてその内の五人は同じ小学校。
つまり、私だけ違う小学校ってこと。
だからなんとなくいずらい…。
‥早く終わんないかな。

『梨香ちゃんは北小だよね。
ウチら皆西小だから、いずらいよね。
ゴメンネ。
北小ってどんな小学校だった?』
そうやって私に気づかってくれてる我がクラスの学級委員
―愛川恵美。
成績優秀(らしい)で可愛く頼りがいのある女の子。
さすがってかんじ。
この子が私にできた他の小学校の初めての友達。

『北小はね…』

その後もしばらく愛川さんと話してた。


『へ~優しいんだね。』
『うん。すっごく。かなり助かる。』
放課後部活動の時間。
約束通り美咲ちゃんと杏奈っちと話している。
そして、もう一人私達の話に微妙にはいる雪ちゃんがいる。
雪ちゃんは外見は暗めで積極性がなく、
ウチらと対照的な性格で
こうやって四人でいてもほとんどこんなかんじでういちゃう。
正直私もクラスでいても話が続かないから、
苦しいんだよね…。
だから、かな?
美咲と杏奈っちといるとかなり落ち着く。


『だからね、嫌いじゃないんだけど…』
『でもさ、実質いずらいんでしょ。』
『うん。でもウチらが避けたら可哀想だよ。』
はぁ~、ウチって雪ちゃんのコト
好きなのかな?
嫌いなのかな?
こんな話をしてる帰り道は異常に長く感じる。
『でもさ、ウチはちょっとって思う時があるな。』
『やっぱ、杏奈っちも、ウチもなんだよね。暗すぎ。
何考えてるか不明(笑)』
雪ちゃんだけが帰る方向が違って、3人で今日も帰っている。
雪ちゃんがいないからって、こんなに言う2人は最悪だと思いつつ、
本当は自分も同じ事を日頃思ってそうで否定できない。
本当はそんな自分が一番最低なんだ。
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