委員長のヒ・ミ・ツ
私は、いつもより、無愛想で、鉄火面のような表情をつくり、平然とした態度でいた。


今日さえ・・・いや、あと30分持ちこたえれば、逃げ切れる・・・・


私は、授業に集中し、余計な事を考えないようにした。


時計を見ると、あと5分。それから、SHRがあって、15分もしたら、教室ダッシュで・・・・・



「委員長~あとで職員室くるように」



ガク



SHRが終わる、まさにスタートラインに居た私に追い討ちをかけるように、担任が言い放つ。



「ハイ・・・。」



もちろん、担任の命令は絶対的だから、逆らえるはずもなく、私は素直に返事をした。


いつもより、低い、ドスの聞いたような声で。


その声に、クラスメイトはもちろん、担任までもが少々ビビったりしていた。




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