委員長のヒ・ミ・ツ
少しでも、見直した私がバカだった。


自慢じゃないけど、その・・・私、「まだ」だったりする。


初めては、好きな人と、なんて思ったりしてて。


だから、いくら口封じとはいえ、枕営業なんて、絶対嫌!


「しもべになるくらいなら、バラしていいですよ。」



「ふ~ん。いいんだ?」



不敵な笑み。



一瞬に、彼が美しい悪魔に見えた。



「別に、アンタを無理やりヤろうとかじゃないんだけど。」



「じゃあ、どういうのですか?」



「そうだなぁ。弁当もってきたり、代わりに課題やったりとか?まぁ、パシリ?」



「・・・・・そんなんでいいんですか?」



「別に、俺に抱いてほしいってんだったら、それでもいいけど。」



「いやいやいや!それは、遠慮しときます。」



「どうする?」



私に出された課題の答えの選択肢は二つ。



パシリになるか、ならないか




答えは決まっている。




「フツツカモノですが、よろしくお願いしまーす。」









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