委員長のヒ・ミ・ツ
誰もいない校舎裏で、歩く校則女とイケメン男子学生。
二人は、近くにあったブロックに腰をかけた。
少年は、鞄からペットボトルを取り出し、お茶を一気に飲む。
それを見た少女も、鞄から取り出したお茶に口をつける。
「あちーな。」
「もうすぐ夏だもん。」
「どっか行くか?夏休み。もちろん、泊まりで」
「無理。お金ないもん。」
「じゃあ、日帰りで?」
「誰もあたし達の事知らない場所ならいいよ。」
「A海岸とかは?朝早くに家出たら、昼前には着くだろ?」
「そこなら、大丈夫かも・・・・。」
「まぁ、詳しくは今度考えるとして、夏休みの予定は?」
「うーん。バイトかなぁ。」
「週何日?」
「5~6日。かき入れ時だもん」
「じゃあ、行ける日は、限られてくるなぁ。」
「大丈夫よ。その気になったら、出勤日を変えてもらえばいいんだし。」
「そんな事、できるのかよ?」
「大丈夫よ。”売れっ子”だもの。」
「ははっ!そーだよなぁ。”売れっ子”だもんなぁ、菜月は。」
ふと、少年は、少女の顔を見ると、それに気づいた少女も、少年の顔を見つめる。
目があった少女は、ニコリと、誰にも見せたことないような顔で少年に微笑みかける。
二人は、近くにあったブロックに腰をかけた。
少年は、鞄からペットボトルを取り出し、お茶を一気に飲む。
それを見た少女も、鞄から取り出したお茶に口をつける。
「あちーな。」
「もうすぐ夏だもん。」
「どっか行くか?夏休み。もちろん、泊まりで」
「無理。お金ないもん。」
「じゃあ、日帰りで?」
「誰もあたし達の事知らない場所ならいいよ。」
「A海岸とかは?朝早くに家出たら、昼前には着くだろ?」
「そこなら、大丈夫かも・・・・。」
「まぁ、詳しくは今度考えるとして、夏休みの予定は?」
「うーん。バイトかなぁ。」
「週何日?」
「5~6日。かき入れ時だもん」
「じゃあ、行ける日は、限られてくるなぁ。」
「大丈夫よ。その気になったら、出勤日を変えてもらえばいいんだし。」
「そんな事、できるのかよ?」
「大丈夫よ。”売れっ子”だもの。」
「ははっ!そーだよなぁ。”売れっ子”だもんなぁ、菜月は。」
ふと、少年は、少女の顔を見ると、それに気づいた少女も、少年の顔を見つめる。
目があった少女は、ニコリと、誰にも見せたことないような顔で少年に微笑みかける。