委員長のヒ・ミ・ツ
学校の、誰もが知らない彼女の本当の姿。
それは、高校生とは思えない妖艶で、色気のあるオーラ。
そんな姿を見たら、どんな男でも心を奪われてしまいそうだ。
とても「歩く校則女」とはかけ離れている。
構内で、本当の姿を知っているのは、この少年だけだ。
昔から、彼女を知っていた。だから、自分には免疫があるつもりだ。
だが、不意に彼女にそのように微笑みかけられた自分の心臓が急に早く脈打っているのがわかる。
少年は、つい彼女の視線から逃れようと、顔を背けた。
「クスッ。緊張してる?」
そういうと、彼女は今までの声とはちがう、甘ったるい声で鳴いた。
「しょーた♪」
やべえ・・・・
翔太と呼ばれた少年は、さらに胸の鼓動が高まるのを感じた。
菜月は、かけていたメガネをはずし、おさげを解くと、顔を逸らしている少年を下からのぞき込むように、彼を見つめた。
「・・・・したい?」
黒目がちな大きな瞳に、やわらかそうな唇でそう言われた少年は、自分のある部分が反応していることに気づく。
マジでやべえ。絶対に菜月にばれないようにしないと・・・・
「なんてね♪」
急にいつもの調子に戻った菜月は、メガネをかけ直すと、翔太の傍から離れた。
それは、高校生とは思えない妖艶で、色気のあるオーラ。
そんな姿を見たら、どんな男でも心を奪われてしまいそうだ。
とても「歩く校則女」とはかけ離れている。
構内で、本当の姿を知っているのは、この少年だけだ。
昔から、彼女を知っていた。だから、自分には免疫があるつもりだ。
だが、不意に彼女にそのように微笑みかけられた自分の心臓が急に早く脈打っているのがわかる。
少年は、つい彼女の視線から逃れようと、顔を背けた。
「クスッ。緊張してる?」
そういうと、彼女は今までの声とはちがう、甘ったるい声で鳴いた。
「しょーた♪」
やべえ・・・・
翔太と呼ばれた少年は、さらに胸の鼓動が高まるのを感じた。
菜月は、かけていたメガネをはずし、おさげを解くと、顔を逸らしている少年を下からのぞき込むように、彼を見つめた。
「・・・・したい?」
黒目がちな大きな瞳に、やわらかそうな唇でそう言われた少年は、自分のある部分が反応していることに気づく。
マジでやべえ。絶対に菜月にばれないようにしないと・・・・
「なんてね♪」
急にいつもの調子に戻った菜月は、メガネをかけ直すと、翔太の傍から離れた。