委員長のヒ・ミ・ツ
本城司

高校生にして、トップモデル。
日本人離れして長い手足に、美しい顔立ち。
17歳とは思えない、色気があり、世の女性を虜にする。


ルリカのように、彼をさそう者は数知れず。


そして、その様な女性に対して司は来るもの拒まず。


ただ、自分から「する」のではなく、「される」がままだ。


今も、ルリカにされるがままだ。


司の唇を堪能したルリカは、彼の着ているシャツのボタンに手をかけた。


そして、彼の上半身にキスをする。


そして、ついに彼の下半身にも手を伸ばした。


もともと、ルリカはそのような女ではなかった。


周りから思われているように、純情な少女であった。


しかし、司に出会い、惹かれ、自分では信じられないような事をするようになった。


これも、司のせい。


彼は、ルリカをそのような女にさせてしまった。


いや、「させてしまった」には語弊がある。


なにも、彼がそうなるように調教したわけでも、強制したわけでもない。


ルリカが自分でそうするようになったのだ。


ルリカだけではない。彼に惹かれた女性は皆、貞淑を忘れたように、彼に乗り、奉仕する。


そして、そんな女性達に司はただ無抵抗なだけであった。




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