男子校での生活~?!ふざけんなっ!Ⅰ
「そうですか」

「同情しないの?」

「しませんよ軽蔑も
先輩は偉いですよ約束を守って
だから仮じゃなくて本物で笑って下さい」

「らーちゃん・・・」

「先輩には本物がお似合いです」

そう言って先輩に‘仮の微笑み’をした

「ありがとうニコッ」

先輩が見せた笑みは
今まで見た笑みより一番輝いてた

先輩・・・・ゴメンなさい
俺は・・・私はこんなことを
言える立場じゃないんです・・・
私は仮だらけの人間・・・
でも先輩にはそんな人には
なってほしくないんです・・・

ガチャ

「よー♪」

「遅いですよ」

「本当~♪ニコッ」

「ん?何かいつもと違うぞ?!」

「ヘヘーらーちゃん♪大好きーーー!」

「あっ俺も~♪」

「俺も~~♪」

ギュッ

「せ゛先輩・・・苦しいです・・・」

三人同時に乗りかかってきたら
誰だって苦しいっしょ

「三人共離れなさい」

「「「チェー」」」

似すぎだぞ・・・
だけど可愛いの雨川先輩だけじゃんハハ

「あーあ
らーちゃんが女の子だったらな~」

ギクッ

この学校って鋭い人多くない?

「んなわけないですよーハハハー」

「意外とそうかもよ?」

「女顔ですからね~」

おいっ
これはヤバくねぇか・・・?

「冗談は止めて下さいよーーハハーー」

マジでヤバイよ・・・

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