私はいつか星になる
腕の中にすっぽり包み込まれる小さな体。
大好きな暖かさが腕にある。
今までに無いくらい落ち着いた。
一瞬ビクッとした星歌も、直ぐに背中に手をまわしてきた。
この仕草が嬉しくて、もう少し強く力をこめてしまう。
それが引き金となったのか星歌は、声を出して泣き出した。
「・・うわぁぁん!・・・嫌だよ・・死にたくない・・・望月と・・もっと・・もっと・・一緒に・・・居たいよぉ・・」
初めて君から聞いた「死にたくない」と言う弱さに目尻が熱くなる。
「・・・嫌だ・・もう離れたくない!!・・・」