私はいつか星になる


ギュウッ

と、無言で腕の力を強めてくれる望月。


その行為は、嬉しい半面悲しくもあった。


「・・・クッ・・うぅっ・・」

何度この人の前で泣いただろう。

何度この腕に救われただろう。


自分の弱さを受け止めてくれる彼が愛しくて愛しくて堪らないっ。



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