私はいつか星になる
第二十章「リングにのせて」
望月Side


あれから、2ヶ月がたった。


星歌の綺麗な髪は抜け落ち、体はどんどん細くなっていき、歩くことさえ出来なくなった。



だけど星歌はずっと笑ってた。


抗がん剤で、体調が悪い時も、食べ物が喉を通らない時も・・笑ってた。


だけど、それと同じくらい星歌、君は・・泣いていたんだ・・・――




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