私はいつか星になる


『ありがとう』といいながら涙を流すキミを俺は、見てるだけしか出来ずに、ただ一人、立ち尽くしていた。



「・・望月・・私・・屋上に行きたい・・」



その瞬間、俺の胸は騒つき始めた。


「・・・行こうか・・」



しっかり握りしめた星歌の手は、小さく震えていた・・


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