私はいつか星になる
「・・・・ふっ・・・グスッ・・産まれてきてくれて・・・・ありがとうッ・・・」
「・・・えへ・・へ・・・グスッ・・」
・・・嬉しくて・・涙が・・・止まんないやッ・・・
「・・・ふ・・うぅ・・・」
「・・星歌ちゃん・・・」
家族での会話が終わると、健太くんが私に近づき話し掛けてくれた。
「・・・こういう・・・・湿っぽい感じ苦手・・・なんだけど・・俺も・・・言わせてね・・・」
「・・・うん・・」
健太くんとは、この病院に来て、初めての友達になれたんだよね?
「・・・星歌ちゃんと、一緒にいると・・バカみたいにはしゃいじゃってさ・・」
本当に・・いつも私を笑わせてくれたよ。
「・・・星歌ちゃんと一緒にいると、本当の自分を見せれるんだ。」
「・・・ふふっ・・うん」
「・・・病院なんてつまんない所って思ってたのに、いつの間にか大切な場所になってたんだ」