あたしの秘密
私が外に出ようとした時、急に腕を掴まれた。
「森高さん。やったのは悪い事だよ。でも、オレたちは人間だから、善悪で物事を決めたりしない」
「唯野君…?
……手痛いよ?」
唯野君は強く私の腕を掴んでいる。
「そんなに自分を責めるなよ。誰にも言わないし。てかまた連れて来なよ?オレにはそんな権限ないけどね」
笑って言う。
唯野君は私をフォローしてくれてるんだね…。
……あー。
そっかぁ。
私…………