あたしの秘密





私が外に出ようとした時、急に腕を掴まれた。



「森高さん。やったのは悪い事だよ。でも、オレたちは人間だから、善悪で物事を決めたりしない」



「唯野君…?
……手痛いよ?」



唯野君は強く私の腕を掴んでいる。 



「そんなに自分を責めるなよ。誰にも言わないし。てかまた連れて来なよ?オレにはそんな権限ないけどね」


笑って言う。


唯野君は私をフォローしてくれてるんだね…。





……あー。 



そっかぁ。 




私………… 





< 107 / 324 >

この作品をシェア

pagetop