あたしの秘密





隣にはもちろん森高さんが座っている。 



一瞬話し掛けようと思ったがやめた。



もうすぐチャイム鳴るし。



そう思いながら森高さんの方を何気なく見る。 



そしたら森高さんと目が合った。 


森高さんはオレに微笑んで、紙を差し出す。 


その紙は綺麗に折られていた。 




オレはそれを受け取り、開く。




森高さんはそれを不安げに見ていた。 






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