あたしの秘密
オレは学校を出て、いつもと反対に向かって歩きだす。
紗耶香、かぁ。
……クールな性格なんだ?
早く会いたいなっ。
オレは心臓の鼓動が速くなるのを感じていた。
何て話し掛けよう…。
ていうか、嫌われてないかな…。
そう考えた時、胸が締め付けられるように痛くなった。
そして、家の近くまで来ると、全身に鼓動が響き渡る程に心臓が高鳴った。
よし…。
オレは深呼吸する。
そして、倉庫に入った。