あたしの秘密




「てか、何の用?トマトのおつかいでも頼まれたの?」



……紗耶香、その言葉に若干嫌味込めただろ?



「違うよ。紗耶香に会いに来たんだよっ」



そう言うと、紗耶香は動きを止めてこっちを向いた。 


「は??それだけ?」



予想外の返事……。 



そして、それだけ?、って。



オレやっぱ嫌われてるんだ。 


心の中で呟く。



そうだろうとは思ってたけど、実際きつい。







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