あたしの秘密




「紗耶香とこうやって会話することっ♪」



「は??馬鹿じゃないの。早く帰れよ」



紗耶香は冷たく放ち、後ろを向いた。 



「(T_T)…シクシク」



「泣くなっつーの。お前それでも男か?」



紗耶香は呆れ顔でオレを見る。 



「……紗耶香冷たい」



オレは斜め下を向き、ボソっと呟く。 


「は??なんか言った?」


紗耶香はわざとらしくオレを睨む。 



「別に、何も言ってないけど?」


オレは顔を上げてニッコリと笑う。 




「……冷たくて悪かったわね。あたしはどーせ亜耶香みたいに優しくないわよ」


嫌味を込めて言う。 



聞こえてんじゃん(笑





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