あたしの秘密
『愛、舞に昼休み話したい事があるから屋上にきてほしいって伝えてくれないか?』
舞に話??屋上?告白!?気になるな。舞忙しいし、代わりに行ってあげよっと♪
うちら双子だしね。
−昼休み−
『舞ちゃんのためならしょうがないって』
とか言いつつもにやけが止まらない。
なんて楽しいんだろう。
私は屋上の扉を開けた。
そこにはもう直樹が立っていて、こちらを向いている。
『舞、来てくれたか』
コク、と頷く私愛(笑
『実は、愛の事で聞きたい事があるんだ。舞ならなんでもわかるだろ?』
へ??私の事?なんで??
『愛って好きな人いるの?』
『いないんじゃないかな』
私は目をそらして言う。
『そっか。じゃあ俺にも可能性あるよね』
『……そんなの知らないっ』
私は走って屋上を降りた。
私はその時初めて直樹を意識した。