あたしの秘密
「ここ、入って?」
菅原は生徒会室を開ける。
さすが会長だ。
鍵を持っているとは…。
「失礼しま…す…?」
「なんで疑問系?」
あたしの言葉にくすっと笑って言った。
あたしは適当に愛想笑いをして、初めて入った生徒会室を見回す。
真ん中にくっつけられている長テーブル。
そのテーブルの上に積み重ねられた大量のプリント、資料たち。
周りを取り囲むように並べられたパイプ椅子。
それにパソコンや、飾られたパーティグッズ。
すべてがあたしの目には新鮮に映った。